産科の診療

当クリニックでは、待ち時間が大変な妊婦健診に、予約診療をとり入れる事よりスムースに受診して頂けます。妊娠33週目まで健診し、相談の上ご本人希望の入院施設のある提携の個人医院や総合病院へ責任を持って紹介しています。

○妊婦さんの新患は、年間約200人が受診しています。
○さらに妊娠希望者の内、約200人が妊娠して産科外来に回って受診しています。
○これまでに約2500人の妊婦さんを分娩に向けて診察してきました。

妊婦健診

妊婦健診の主な流れ

妊婦健診中の検査

妊婦健診中に行っている検査についてご説明させていただきます。

妊娠初期検査(10週まで)
■血液型■貧血■風疹■B型肝炎■C型肝炎■HIV■梅毒■トキソプラズマ■GBS■カンジダ
■クラミジア■生化学検査

妊娠初期検査では、初期から治療が必要、もしくは気をつけなくてはならない検査をしております。異常がありましたら、ご説明の後、中期採血検査までに再検査などさせていただきます。

妊娠中期検査(20週)
■子宮頚管長測定■腟分泌物培養■心電図■貧血■HTLV-1■妊娠性糖尿病スクリーニング
■血糖■不規則抗体■生化学検査

内診検査では、早産兆候がないかの確認と、早産の原因になるといわれている、細菌性腟症があるかどうかを検査します。また、徐々に心臓に対する負担も増えてくるため、心電図もとらせていただいております。採血検査では、妊婦に多い貧血と、母乳哺育に影響するHTLV-1検査、そして妊娠性糖尿病の検査を行います。少々お時間がかかりますので、あらかじめご了承ください。また、いざというときの輸血に備え、不規則抗体もチェックいたします。

妊娠後期検査(30週)
■貧血■凝固系■膣分泌物培養■生化学検査

採血検査では、貧血と、また、分娩時に血が止まりにくい病気が無いことを確認するための凝固系を検査します。内診検査では、ご出産時に赤ちゃんに影響を与える菌がいるかどうかを確認します。
各々の検査で、異常がありましたら、その都度説明させていただき、治療させていただきます。