内科

主な内科疾患

生活習慣病

ストレスの多い昨今、日々の生活の中で気づかないうちにあなたの身体の中はどのように変化しているのでしょうか?生活習慣病には高血圧、糖尿病、高脂血症、痛風などがあります。
いずれも、つながりがあり、総合的に診療することが必要です。環境や、加齢、個々の素因によるものなど原因はさまざまです。一人ひとりの病態、ライフスタイルにあった治療や生活のアドバイスをご提案いたします。

糖尿病

糖尿病とは、代表的な生活習慣病といわれていますが、インスリンというホルモンの欠乏、または作用の不足によって、糖質(ブドウ糖)の代謝に異常が起こり、高血糖の状態が慢性的に続いている病気です。血糖値が高いこと以外は、自覚症状も乏しいことが多いので、気づかなかったり、放置してしまったりしがちです。脳卒中や心筋梗塞など動脈硬化につながり、合併症を引き起こすこともあります。

高血圧

高血圧には原因が明らかでない本態性高血圧と原因疾患のある2次性高血圧があります。80~90%の人は本態性高血圧で、中高年以降に発症します。心臓、全身の血管の動脈硬化が進行します。

高脂血症

高脂血症も患者さん自身、痛くもかゆくもありませんが、心筋虚血(狭心症・心筋梗塞)、脳血管障害の代表的危険因子です。さまざまな治療法がありますが、食事、運動療法のみで検査値を正常化するよりも薬物療法を組みあわせたほうが心筋虚血、脳血管障害をより予防することが証明されています。一人ひとりの患者さんに合致する治療法をご提案したいと思います。

呼吸器疾患

昨今、肺がんは胃癌を抜いて、死亡率第1位の癌です。肺がんは、症状が出にくく、発見されたときは既に進行している場合が多い癌です。また、他の臓器や骨に 転移しやすく、手術できたとしても再発率の高い癌です。症状がなくとも、定期的にレントゲンやCTによる検査が重要です。肺がんの診断は大変難しいのと、胸部レントゲンの検査で発見された場合の生存率は低くなっています。昔とは違い内視鏡による手術が可能になったことで、その後の生存率も高くなってきています。

消化器疾患

胃癌は日本人のがんによる死亡原因の第2位です。これは人間ドックや胃癌検診の普及により、早期に発見の事例が増えてきました。あなたも是非、定期検診を受けて下さい。早期に発見することで、開腹せずに内視鏡や腹腔鏡手術で、病巣を取り除くことができます。消化器系の病気で一番怖いのが癌です。食道癌、胃癌、肝臓癌、膵臓癌、腎臓癌、大腸癌と人間の癌の8割近くが消化器系の癌です。

甲状腺

20~40歳代の女性に多く見られます。バセドウ病や橋本病など、甲状腺に異常があるとも言われております。適切な診断と治療を受ければ、健康な人と同じように毎日快適な生活が送れるようになりますが、甲状腺の病気である事に気づかない人が多く、容貌や性格の変化にとまどい、悩んでいる方も少なくありません。

漢方外来

【漢方について】

漢方薬は、じっくり・じんわり体に効くというイメージや興味はあるけれど使い方がわからないという人も多いと思います。漢方は正しく選び使用することで、効果を発揮します。漢方薬とは、天然物である生薬(薬草の根や茎、葉などの有用部分を乾燥させたものや動物由来のもの、鉱物など)をいくつも組み合わせた薬 です。そして、漢方の基本的な考え方は、人が持っている病気を治す力を高めることです。誰もがもともと持っている病気と闘い、治す力(自然治癒力)を高め、身体を整えることを基本にしています。一人ひとりの体質や病気の状態を見極めながら、最適な漢方薬を使い分けます。 当クリニックでは、漢方薬の正しい理解と知識をもって、正しい飲み方を指導しております。

【漢方治療】

漢方では、身体を流れる「気・血・水」のバランスが崩れると体調不良になると考えられています。「気」は生体を動かす基本となるエネルギー、「血」は血管を流れている成分、「水」は汗やリンパ液など体液全体を指します。漢方はこの不具合を体内バランスを整え、「気血水」の流れを正常に戻すことで治そうとする のです。そして漢方薬はすぐに効かないは誤解です。体質を診る物差しのひとつ「証」を知り、ただしい薬を選べれば特効薬にもなります。「証」は、その人が持っている病気に対する抵抗力のようなものです。体力が充実して病気に対する抵抗力が強い状態を「実証」、体力が衰えて体の機能が減退した状態を「虚 証」、その中間を「中間証」と呼びます。そしてそれぞれの「証」に適した処方を選びます。

漢方の対象となる症状